ガールズグループ「FIFTY FIFTY(フィフティーフィフティー)」が、所属事務所と契約違反をめぐる泥沼抗争を繰り広げていますね。
まだ裁判の決着もついていませんが、所属事務所「ATTRAKT」が脱退したメンバー3人に対し、約14億円の損害賠償請求訴訟を起こしています。
新人ガールズグループが急転直下のピンチに立たされていますが、いったい何があったのでしょうか。
今回は、fifty fiftyに何があったかについて、調査しました!ぜひ、最後までご覧ください。
fifty fiftyに何があったか時系列でまとめ!
「Fifty Fifty」は無名事務所の「ATTRAKT」に所属ながらも、デビュー7か月でアメリカで成功を収めました。
シングル「Cupid」はアメリカのチャートHot100入りを果たし、最高17位を記録しています。
21週以上連続で上位圏にとどまる快挙を見せており、「中小企画会社の奇跡」と賞賛されていました。
しかし今年6月、所属事務所に対し、専属契約の効力停止を求める訴訟を提起して、世間に衝撃を与えています。
デビューしたばかりの新人グループ「fifty fifty」にいったい何があったのか、順番に見ていきましょう。
専属契約効力停止仮処分申請
6月19日、メンバーが「ATTRAKT」に対し、専属契約の効力停止を求める訴訟を提起しました。
メンバー側が主張するのは、「精算資料提供義務違反」「債務不履行」などでした。
6月23日、「ATTRAKT」がコメントを発表し、アルバム製作全般を委託されていた「The Givers」代表兼プロデューサーのアン・ソンイル氏が、メンバーを惑わしていると主張しています。
「ATTRAKT」によると、外部勢力がWARNER MUSIC KOREAに接近し、「Fifty Fifty」を引き抜く提案をしたというのです。
しかしWARNER MUSIC KOREAは、事実無根であるとこれを否定しています。
The Giversは、ATTRAKTにとっての外注企業で、海外プロモーションも担当しており、FIFTY FIFTYのブレイクに大きく貢献してきました。
ATTRAKTは“生みの親”、The Giversは“育ての親”となるわけですね。
そんなThe GiversがWARNER MUSIC KOREAに買収を持ち掛けたとなれば、“強奪疑惑”がかけれられ、ATTRAKTを裏切ったことになりますね。
とはいえ、The Giversは「買収の件に介入した事はない」と否定しています。
ATTRAKTが告訴状を提出
6月27日、ATTRAKTは「THE GIVERS」の代表者など3名に対し、詐欺及び業務上背任で、告訴状を提出します。
すると翌日、FIFTY FIFTYからATTRAKTへの「専属契約効力停止仮処分訴訟」が発表されたのです。
メンバーは、弁護人を通じ、「ATTRAKTが契約違反をして信頼関係が崩壊した」と主張しました。
また、「いかなる外部勢力も無く、4人が同じ気持ちで決断した」と強調しています。
そして、6月29日、THE GIVERSも、ATTRAKTの代表による虚偽告訴および虚偽事実流布行為に対し、全面的に争う姿勢を見せました。
商標権出願
7月5日、FIFTY FIFTYのメンバーたちが、ATTRAKTに無断でグループ名やメンバー名の商標権を出願していたと報じられます。
ATTRAKTは報道を見て知ったと、かなり憤慨している様子でした。
6月19日nFIFTY FIFTYのハングル名で商標権が出願されたそうで、4人のメンバーの家族が実行したようです。
ATTRAKTはFIFTY FIFTYの英文名のみ商標登録を行っており、ハングルは登録はしていなかったそうです。
裁判が開始
7月5日、専属契約効力停止仮処分申請をめぐる裁判が開始されます。
7月7日にはATTRAKTは「The Givers」代表のアン・ソンイル氏に対し、業務上横領、私文書偽造・行使の追加控訴をおこないます。
7月18日には、韓国音楽著作権協会が、「cupid」の著作権料支給を保留すると発表しました。
8月17日には、メンバーの代理人が、「ATTRAKT」代表のチョン・ホンジュン氏に対し、背任罪で告発します。
しかし8月28日には、専属契約効力停止仮処分申請が棄却されました。その結果、メンバーは不服申し立てをおこなっています。
事実上の解散
10月16日、メンバーのキナさんが裁判所に抗告取り消し書を提出し、ATTRAKT復帰が確定します。
そして19日には、他メンバー3人への専属契約解除を通知し、FIFTY FIFTYが事実上の解散をしました。
メンバー3人による抗告は棄却され、別途控訴を検討中だそうです。
そしてATTRAKTは、元メンバーのセナさん、シオさん、アランさん、THE GIVERSの代表らに、損害賠償を請求する民事訴訟を起こしました。
メンバーに対しては専属契約違反に伴う損害賠償と違約罰、THE GIVERSに対しては、共同不法行為による損害賠償を請求しています。
算定した損害賠償額は数百億ウォンに達するということで、今後の損害拡大も見込んで、130億ウォンを請求するようです。
FIFTY FIFTYはなぜ裁判を起こしたのか?
メンバーたちは現在、すべての活動を中断しています。
グループ人気はまだまだこれからで、後続曲でファンを増やして着実に成功する必要があったので、「なぜこのタイミング?」「機会を無駄にした」と批判されています。
デビューしてすぐにアメリカで話題になったので、「調子に乗ってしまったのでは」という見解もありました。
ATTRAKTの主張は、自分たちが発掘して大金をかけたアーティストが、少し売れただけで誘惑した首謀者が、THE GIVERSということです。
FIFTY FIFTYの主張は、精算資料の誠実な提供義務違反、メンバーたちの身体的・精神的健康管理義務違反、人的・物的資源保有及び支援能力不足を主張しています。
ATTRAKTは、FIFTY FIFTYのために投資した費用が80億ウォン(およそ8億円)で、健康回復のために手術もしている(病名は公開していない)し、休息期も提供したと反論しています。
FIFTY FIFTYは「ポストBTS」と期待されていただけに、急転直下の展開に世間では驚きの声があがっています。
4人はSNSを通じて「勇気を出して私たちの痛みを明らかにする」という文章を掲載し、身体的・精神的健康管理義務違反があったことを主張しました。
メンバーたちは「痛みに耐えられず、裸足で夜明けに1人で救急車を呼んで運ばれて行っても、1人で倒れても、保護者はそばにいなかった」とし、「ただメンバー同士で頼り合い、お互いに寄り添って救急病院を行き来しながら耐えた」と明らかにした。
K-Style
健康被害とは?
4人が訴える健康状態は、以下の通りです。
- 『Lovin’ Me』『Tell Me』『Higher’』『Log-in』はパニック障害で何度も発作を起こして失神しても、酸素呼吸器で目を覚まして完成させた
- 『Cupid』は、慢性炎症のメンバーが手術日程を延期し、鎮痛剤を服用して参加した
- セナはダイエットによるストレスで脱毛症を引き起こし、薬を飲まないと月経が来ない、拒食症と過食症で39kgまで体重が激減した
- シオは体の震えと頭痛、失神が頻繁に起こり、重度のパニック障害と対人恐怖症と診断された
- デビュー当初、極端なダイエットによる腎臓の健康異常があった
- アランは18歳で胆嚢を摘出したが、慢性胆嚢炎になり、ポリープははさらに数が増えていた
- 事務所は健康を優先すべきと言いつつ数グラムでも増えれば痩せろと矛盾していた
しかし、これを含めた専属契約効力停止仮処分申請は、すでに裁判所で棄却されています。
デビューしたばかりのグループが中小事務所で、すぐに精算されるはずもなく・・・世間では厳しい声もあがっています。
とはいえ、メンバーの親も介入しているので、どこまでが本心かは分からないですね。
まとめ
今回は、fifty fiftyに何があったかについて、紹介しました!
所属事務所と契約違反をめぐって泥沼裁判劇が起こっており、脱退したメンバー3人が損害賠償を請求されている状態です。
両者の主張は食い違っており、せっかくアメリカで知名度を高めたばかりなのに、活動できないのは非常に残念ですね。
今後の情報にも注目ですね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。